借りぐらしのアリエッティを見たホームページ制作横浜

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時間があっという間に過ぎる秀作

2011/06/21

スタジオジブリファンである筆者は、今までどの作品も映画館で楽しんできたのだが、この「借りぐらしのアリエッティ」だけは、ホームページ制作の仕事の都合でを公開時にリアルタイムで見る事が叶わなかった。そこで今回待ちに待ったDVD＆BD発売を期にようやく楽しむ事が出来た。

　今回「宮崎駿」氏は脚本だけということで、実はあまり期待してはいなかった。事前にチェックした限りのネットでの評価は、やはり「期待はずれ」の声のほうが大きいように思う。しかし、これは「ハウルの動く城」以来定着した、ジブリアニメのいつもの評価で、あまり気にならない。というよりも筆者は「ハウルの動く城」以後の作品のほうが味わい深くて好きなのだ。

　そして、結果から先に言わせてもらえば「面白かった」のである。忙しいホームページ制作の合間を縫って見たかいがあった。なんとも切なくて、後味深い良い作品でした。

この作品を楽しむ上でのキーポイントは「視線」だ。普段何気なく我々人間が暮らしている空間が、「アリエッティ」にとっては広大な大地や渓谷となるのだ。
初めて「アリエッティー」が人間の世界へ「借り」に出かける時のわくわくといったら無いのだ。

　筆者は、ストーリ展開が激しく無理に話を膨らませ盛り上げようとする映画も小説も苦手だ。作者の作為を感じすぎてしまうからであり、白けてしまうのだ。
また、説明しすぎる作品もつまらない。想像の余地が無くなるからだ。そういう意味も含めた「借りぐらしのアリエッティ」の筆者の評価は高い。あんばいがとても上質なのだ。説明しすぎず、作りすぎず、思春期の少年少女の揺れ動く感情の一齣を上手く切り取ることに成功している。

　お勧めです。

P.S.

監督の「米林宏昌」氏は、アメリカのアニメーションが好きなのかな？
物語に出てくる昆虫の動きやカラスの造形、表情、動き等に、今までのジブリ作品とは違いすぎるアメリカンなテイストで少し違和感を感じてしまいました。

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