「子連れＯＫ」のバイト募集、商店街で被災者を支援ホームページ制作横浜

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東日本大震災：横浜

2011年5月16日横浜ニュース

東日本大震災から２カ月がたち、避難家族が県内で仕事を探す動きが本格化しつつある。しかし、共働きで生活基盤を築きたいと願っても、保育所の待機児童問題など大都市ゆえの“壁”に直面し、なかなか新たな出発に踏み切れずにもいる。横浜の商店街では「子連れＯＫ」のバイト募集など独自支援に乗り出した。

「いらっしゃいませ」。横浜市中区の商店街組織「吉田町名店街会」が主催した復興イベントの会場。福島県いわき市から避難してきた設備工の男性（27）はエプロン姿で接客に追われていた。15日までの１週間、男性は妻（24）とともにアルバイトとして働いた。

小学１年生になったばかりの６歳の長女に、２歳の次女、８カ月の長男を抱える５人家族。避難先の横浜市磯子区のたきがしら会館の掲示板で、復興イベントでの「子連れＯＫ」のバイト募集を見て応募した。夫婦が働いている間は、商店街の人たちが子どもたちを見てくれた。「慣れない仕事だったが、大変助かった」。支えてくれる人が横浜に多くいたことが発見だったという。

子育て中の避難家族にとって保育所問題は重くのしかかる。男性の妻は接客の経験を生かした仕事を探しているが、「乳幼児を抱えながらの就職は難しい」と訴える。一時保育を頼んだことがあったが、この日のバイト代の大半が保育料に消えた。「これでは働く意味がなくなってしまう」

保育所に入園させるにも待機児童が全国で最も多い大都市で、不安は募るばかりだ。たきがしら会館に暮らす男性の家族ら４世帯は「保育所に預けるのは無理」と諦めているという。

男性は４月に単身赴任をしようといわき市に戻ったが、大きな余震で期待した発注がなくなり、再び横浜に戻った。「つらい思いをさせている子どもたちに、これ以上の負担をかけさせたくない」。地元での生活設計が立てられない中、家族一緒に横浜で過ごしたいとの思いが募る。

そんな中で、今回の復興イベントを通じて知り合った商店街の鶏肉店が男性の就職先として申し出た。吉田町名店街会も避難家族の支援を継続する考えという。男性は言う。「先はまだ見えないが、子どものため、これから始まります」

P.S.

やっぱり行き着くところは人と人との心のつながりなんでしょうか？　
国はいったいいつまで何もしないつもりなんでしょうね。

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