「人形の家」300円に料金大幅値下げホームページ制作 横浜

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集客増へ相鉄JVに管理委託/横浜市

2011年2月17日横浜ニュース
  
横浜市は15日、「横浜人形の家」(中区山下町)の2011年度からの新しい運営管理者の優先交渉権者を、「相鉄エージェンシー」を代表とする共同事業体 (JV)に決定したと公表した。現在のJV(代表・丹青社)に管理委託した5年間は赤字運営が大きな課題となっていた。そのため、大人(高校生以上)の入 館料を最大500円引き下げ300円にするなど、運営手法を見直し集客に努める。

 相鉄エージェンシーが広告代理業務や各種催事企画を、構成団体となる相鉄企業が設備管理や警備業務などを担う。3月に開かれる横浜観光コンベンション・ビューローの理事会を経て正式に決定する。

 コンベンション・ビューローは1月に公募説明会を開催。10社が出席したものの、応募したのは相鉄JV1団体だけだった。新たな管理者の条件では、大人 の入館料(特別展800円、常設展500円)を300円に統一。小中学生(特別展200円、常設展150円)も150円にするなど、入館料引き下げを盛り 込み、観光客や市民がより気軽に立ち寄れる施設にすることを狙う。

 また、観光バス19台を収容できる駐車場スペースを活用し、駐車場を利用した来館者に対する割引も検討。人形の家を、山下・山手・元町地区の観光のスタート地点という青写真を描く。

 観光客の流れがみなとみらい21(MM21)地区に集中し、客足が低迷する山下地区。運営方針を一新する人形の家は、この地区が再スタートを切る“試金石”ともなりそうだ。

 ただ、市経済観光局は「突然来館者が急増するとは想定していない。着実に客足を呼び戻したい」とし、独立採算の取れる運営を最低ラインとしている。

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