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町立郷土資料館で黒曜石や土器など紹介/神奈川

2011年05月09日神奈川ニュース
　　
　旧石器時代から弥生時代にかけての箱根に焦点を当てた企画展「ハコネの足跡（あしあと）」が、箱根町役場横の町立郷土資料館で開かれている。つぼ型の土器や鋭利な黒曜石から、古代人の営みを垣間見ることができる。７月10日まで。

　箱根は険しい地形にあるためか、弥生時代以前に人が定住していた形跡がない。しかし全国的にも貴重な黒曜石の産地だったため、約１万５千年前には採掘目的で人が出入りしていたとみられている。

　黒曜石は広い範囲に持ち出され、埼玉県三芳町の遺跡からも出土したという。昭和中期には芦之湯で石器が見つかり、発掘場面が小説「箱根山」で扱われるなど注目された。

　会場には、研いで刃物にしたり、三角に削って弓矢の先端に付けたりした黒曜石のほか、仙石原や二ノ平で発見された縄文・弥生土器など約40点が展示されている。同館担当者は「小学生にも分かりやすいように紹介しているので日本史の勉強に役立てて」と話している。

　午前９時～午後４時半。今月30日と６月27日が休館。入館料は小中学生１００円、高校生以上２００円（65歳以上１５０円）。問い合わせは、同館電話０４６０（８５）７６０１。

P.S.

いやはや、人間のバイタリティーというものはすごいですね。約１万５千年前ですか。その頃の箱根には熊も狼も居たのでしょうか？

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