市庁舎本館・東館、耐震不足で緊急移転へホームページ制作横浜

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藤沢市庁舎本館・東館

2011年04月15日神奈川ニュース
　　
　藤沢市が、庁舎本館・東館（朝日町）の耐震強度が足りないことから、庁舎機能の大半を別の建物に緊急移転させる方針を固めたことが14日分かった。議会や市長室、経営企画部など、中枢機能の大半が本館・東館に入っているが、ほぼすべてが移転の対象。早ければ５月の大型連休中にも移転作業を始めたい考えだ。

　現在の本館・東館は築60年を経過し、発生が懸念されている南関東地震（Ｍ７・９）の場合、市の調査によると、柱の破壊などの被害が生じる可能性があるとしている。３月11日の揺れでは、東館の柱の一部に亀裂が入り、本館とも数日間立ち入りできない状態が続いた。市は余震でも大きな揺れが続いていることなどを踏まえ緊急的に機能を移転させざるを得ないと判断した。

　移転先の詳細は今後詰めるが本館内にある議会は、大会議室などがある新館７階に移転、市長室は防災センター内に移る方向。このほか、主な移転先となる新館では既存部署を詰め合わせるなどして調整する考え。

　市は既に数年前から本館・東館の再整備の検討を進めていたが、財政支出を最小化しつつ、市民の合意を得られるプランを練るため時間がかかっていた。現時点での計画では、２０１１年度中に再整備計画の青写真を民間業者から募り選定。来年度以降に設計作業を進める考えを示していた。

　緊急移転で、庁舎機能が分散することになるため、再整備計画の議論に拍車が掛かりそうだ。

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