統一地方選：三浦半島・湘南の５市議選も告示ホームページ制作横浜

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安全安心な街訴え/神奈川

2011年04月18日神奈川ニュース
　　
　統一地方選後半戦が告示された17日、三浦半島では横須賀、三浦の両市で、湘南地域では藤沢、茅ケ崎、平塚の３市で市議会議員選挙の火ぶたが切られた。自粛ムードも漂うが、沿岸自治体での選挙戦とあって、多くの候補者が津波や地震対策の充実などを中心に据え、安全・安心な街の実現を訴えた。

【横須賀】
　定数41に対して61人が立候補。前回より定数が２減り、競争率１・49倍の激戦となった。内訳は現職34人、新人27人。

　党派別では自民９人（現職５、新人４）、公明７人（現職５、新人２）、共産が現職３人、民主とみんなが新人２人、ネットは現職１人。無所属は保守系を中心に37人（現職20、新人17）に上る。

　候補者は届け出を済ませると街頭へ。東日本大震災の影響で現職候補は選挙運動の一部自粛を申し合わせているため、選挙カーから肉声でなく音楽を流すケースもあった。一方、ある新人候補は「多くの人に自分の訴えを届けたい。いつも通りに駅立ちやつじ立ちをする」と話していた。

【三　浦】
　定数15に18人が立候補し、少数激戦になった。立候補者の内訳は、現職14人、元職１人、新人３人。今回から定数が３減となっている。

　党派別では、共産３人（現職３）、公明２人（現職２）、民主２人（現職１、新人１）、無所属11人（現職８、元職１、新人２）が名乗りを上げた。

　候補者はそれぞれ選挙事務所などで出陣式を開き、支持者を前に第一声。その後、選挙カーに乗り込み、地域経済の活性化や農漁業の振興などを訴えた。
【藤　沢】

　定数36に43人（現職25、元職１、新人17）が立候補届を提出し、舌戦をスタートさせた。ある候補者は「津波対策は市内全域でチェックし直す必要がある。安心な街づくりを実現します」と集まった支援者に向け呼び掛け応援を求めた。

　相模湾に面し、複数の大地震の発生が懸念されていることから、湘南地域では津波対策の充実は大きなテーマとなっている。２期目を目指す別の候補者は「ハザードマップは作るだけでは駄目。きちっと周知する仕組みも整えます」と訴えた。

【茅ケ崎】
　定数28に予定されていた37人（現職18、元職２、新人17）が立候補を届け出た。

　ある新人候補は届け出後、知名度アップを図るため、狭い道路が多い駅周辺を歩いて支持を呼び掛けた。保守系現職は津波への備えとして、現在の避難所を見直すと主張。別の新人候補は災害情報の伝達手段を拡充させると訴えた。

　東日本大震災発生に配慮し、選挙カーやポスターに「がんばろう日本」と記載する候補者もいた。