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東日本大震災：シンポに定員超す参加者　／東京

2011年04月27日東京ニュース

　東京電力福島第１原発事故について学び、今後どうすべきかを考えるシンポジウムが２６日、町田市の同市民フォーラムで開かれた。講演した東大名誉教授の井野博満さんと映画監督の鎌仲ひとみさんはそれぞれ、事故を教訓に「脱原発を進めるべきだ」と訴えた。
　シンポは原発事故を考える町田市民の会主催。定員約１９０人のスペースに倍以上の参加者が押し寄せ、約１５０人がロビーのモニターを見守った。
　「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」の代表も務める井野さんは、事故について「マグニチュード９・１だったスマトラ沖地震や貞観地震を無 視した結果。すべてを津波のせいにし、津波対策だけで終わらせるのは間違い」と指摘。また、事故収束について「冷却装置の電源が回復しても、水の循環する 配管が割れていたり、圧力容器が底抜けしていれば、容易に収束しない」との見通しを示した。
　一方、劣化ウラン弾の取材をきっかけに、被ばくの恐怖や脱原発を訴える映画を作る鎌仲さんは「原発に依存する限り、電気を使うほど放射性廃棄物が出る。 今はその状況で良いのか、立ち止まって考える時だ」と語った。また、文部科学省が小学校などの屋外活動制限基準を年間積算放射線量で２０ミリシーベルトに したことについて「甘すぎるのでは」と疑問を呈し、被ばくの影響は若年層ほど大きいことから「お母さんと子供だけでも避難させるべきだ」と訴えた。
　さらに「（事故収束後は）東京電力の送電線を国有化し、別の発電源が自由にアクセスできるようにすべきだ」と語り、太陽光などによる発電など「自然エネルギーへのシフト」ができるような態勢を求めた。

P.S.
もっともっとこういう市民の声が熱く沸きあがっても良い気がします。もう原発こりごりです。原発に頼らなくても毎月の電気代は数百円程度上るだけで済むという試算もあります。無くても済むなら何でこんなに馬鹿みたいな莫大な投資と自然を犠牲にしてまで原発に固執する必要があるのでしょうか？

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