横浜：高崎成長の１勝ホームページ制作横浜

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投球術に磨き/中日戦から

2011年4月15日横浜ニュース
　　
　５年目の高崎が「速球派」のイメージをくつがえす投球で勝ち星を挙げ、大きな成長を印象付けた。

　１５０キロ超の直球が持ち味の高崎だが、この日は１１９球のうち78球が変化球。３ボールから２球続けて変化球でストライクを取るなど、制球がさえた。特に「外のスライダーが抜群」（木塚投手コーチ）で、凡打の山を築いた。

　２００７年に日産自動車から希望入団枠で横浜へ。即戦力と期待されながら、昨年まで計７勝。「変化球（の制球）に苦戦していた」と話す高崎は、昨秋のキャンプで基本に立ち返り「キャッチボールで相手の胸に投げることを心掛けた」という。木塚投手コーチは「ランニングやノックに率先して飛び出していくようになった」と、意識の変化も感じていた。

　この日の変化球主体の配球は、直球の制球がやや乱れていたことが理由。自慢の速球は、もちろん失われていない。

　直曲球を効果的に織り交ぜ、７回３安打と幸先のいいスタートを切った右腕は「やってきたことは間違いじゃなかった」と、入団以来の道のりに思いをはせた。木塚コーチは、投球術を身に付け、野手への感謝も口にした高崎を「やっと野球選手になった」と認めた。

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