茅ケ崎市長選は市庁舎建て替え軸に舌戦ホームページ制作 横浜

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子育てや地域医療もテーマに

2011年04月08日神奈川ニュース
  
 平塚市長選と同じく、17日に告示、24日に投開票される茅ケ崎市長選。出馬の意向を表明しているのは表明順に、新人で学校法人理事の藤間明男 (56)、現職の服部信明(49)、新人で高校講師の桂秀光(54)、新人で市議の永田輝樹(47)のいずれも無所属の4氏。4人での選挙戦となれば、 1957年2月以来の激戦となる。耐震性に課題を抱える市役所本庁舎の建て替え問題を対立軸とし、子育て支援策や高齢化対策、地域医療の体制強化などを テーマに舌戦が繰り広げられそうだ。


■大震災影響に注目

 候補者が増えた背景の一つにあるのが、市役所本庁舎の建て替え問題だ。耐震診断の結果、大規模地震で倒壊・崩壊する危険性が高いと判断された本庁舎につ いて、市は「早急な建て替えが最良」と結論。72億円をかけ、市役所西側の駐車場に建設する方針を示している。建て替えを推進する服部氏に対し、反対を主 張するのが藤間、永田の2氏だ。いずれも厳しい財政状況の中で巨費を投じるのではなく、耐震補強で市民の安全を確保すべきとの考えだ。3月11日に発生し た東日本大震災が、この問題に対する有権者の判断にどう影響するかも注目される点だ。


■六つテーマで提言

 藤間氏は市議、県議を1期ずつ務めた経験を持つ。その実績を周知するため、討議資料として漫画を作成した。大震災を受けて緊急避難場所の確保を急ぐとともに、小児医療費助成の対象を段階的に拡大するなど、六つのテーマで28項目の施策を提言している。


■待機児童集中的に

 服部氏は民主からの推薦に加え、自民市連からの支持も取りつけた。3期目をホップ・ステップ・ジャンプのジャンプに位置付け、待機児童の解消を最優先事項として集中的に取り組むことや、今後急速に進む高齢化社会に対応できる環境づくりを訴える。


■介護の運用を改善

 桂氏は母親の介護の経験から、市長給料などを削減して財源を生み出した上で市立医科大学の創設や、介護保険制度の被保険者の実態に即した運用改善を主張。またJR東海道線や相模線の新駅設置や、交差点の立体交差化などにも取り組むことをアピールする。


■公共施設の耐震も

 永田氏は現在、市議2期目。本庁舎を建て替える費用と耐震補強の費用との差額で、他の公共施設も耐震補強を行うことを強調。また小児医療費助成の対象年齢を小学6年生まで引き上げるほか、待機児童解消のために保育所の整備をペースアップさせるとする。

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