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市内の観光事業者ら製作し収益金を寄付

2011年4月5日横浜ニュース

　オリジナルののぼりを製作・販売し、収益金を東日本大震災の被災地に寄付する取り組みを、横浜市内の観光事業者ら有志が始めた。題して「がんばれ東北！がんばるぞニッポン！！　復興支援プロジェクト」。震災の影響で横浜も観光客が減少し収益減を強いられる中、被災地支援と地元経済の活性化につなげたい考えだ。「疲弊感が漂う日本経済を元気づける活動。横浜から全国へ広げたい」と賛同者を募っている。

企画したのは、人力車で観光案内を行う「横濱おもてなし家」（横浜市中区）の鈴木精治代表ら。長さ１・８メートルののぼりは東京の業者が製作。東北への支援と強い決意の意味を込め、「がんばれ東北！がんばるぞニッポン！！」の文字を書き入れた。１本２千円で販売し、仕入れ代を差し引いた千円程度を日本赤十字社に寄付する。

鈴木さんが拠点とする横浜中華街は震災の影響で客足が激減し「売り上げがゼロの日もあった」。事務局を務める船会社「マリンツーリスト」の光崎英一代表も「乗船客は普段の10分の１」と肩を落とす。

しかし「いつまでも、しゅんとしているわけにはいかない」と鈴木さん。「細く長い支援を続けることが重要」として、被害の少なかった地域が一日も早く経済を活性化させることを願う。

のぼりは現物受け渡しが基本だが、無料で配送を手伝ってくれる会社も募集中。既にフリーペーパー発行の「ぱど」が名乗りを上げているという。問い合わせはマリンツーリスト電話０４５（２６３）９３５９。

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