高校生が模擬裁判員裁判を体験ホームページ制作横浜

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真剣な表情で担当熱演。

2010年11月18日横浜ニュース
　　
裁判員裁判など司法制度への理解を深めるため、県立湘南台高校（藤沢市円行）の生徒が17日、連携協定を結んでいる桐蔭横浜大学で模擬裁判を体験した。 16日、横浜地裁が裁判員裁判では初の死刑判決を言い渡したこともあり、生徒は同大教授の助言を受けながら真剣な表情で模擬裁判に臨んでいた。

　県教育委員会が生徒の社会性などを高めるために行っているシチズンシップ教育の一環。同校の３年生40人が参加した。

　生徒は裁判官、裁判員、検察官、弁護人などそれぞれの役に分かれ、模擬刑事裁判を進めた。今回扱ったのは、１９８７年に実際に起きた傷害致死事件。酒に酔った男性と女性が口論の末、男性が線路に転落し死亡したという事件を審理した。

　憤慨した被告の女が被害者の男性を強く押したため、線路に転落したのか、被害者に胸元をつかまれ手を払おうとした正当防衛だったのかが争点で、生徒たちは緊張しながらも担当の役を熱演。６～７人のグループで評議に入り、真剣な表情で事実の認定に臨み、正当防衛が成立するかどうかの理由をそれぞれ発表した。

　裁判員役を務めた高野愛美さん（18）は「せりふを読みながらも『本当の裁判員だったら』と考えながらやっていた。将来実際に選ばれたら、枠にはまらずに一市民の意見を出したい」と意欲的だった。

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