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火おこしや古代米の試食で/横浜

2011年5月05日横浜ニュース

火おこしや古代米の試食などで縄文から弥生時代の生活を体験するイベントが４日、横浜市都筑区大棚西の大塚・歳勝土遺跡公園で開かれた。同公園の開園 15周年と三殿台遺跡（同市磯子区）の発掘50周年にちなんだ催し。東日本大震災による原発事故の影響で節電が求められる中、参加者は「電気のない時代の生活」に興味津々の様子だった。

「まいぎり式火起こし器」を使った火おこし体験では、子どもたちはボランティアらの力を借りて木をこすり合わせ、煙の上がった火種を素早くほぐした麻ひもへ。回転させ空気を送り込んで一気に火が付くと、驚きの声を上げた。

茅ケ崎市から家族と遊びに来た小学校６年の男児（11）は「こんなに簡単に火が付くなんてびっくり」と笑顔で話した。

会場では、縄文土器で炊いた黒米と赤米も振る舞われた。意外にふっくらとした仕上がりに、試食した参加者は「土器でもこんなにおいしくできるのね」と、古代米の味だけでなく調理法にも驚いていた。

また、シカやイノシシが描かれた的を竹製の弓矢で射る狩り体験や、市歴史博物館の市民講座で制作した土器や土面の野焼きも行われた。企画した同博物館の学芸員は「こんな時だからこそ、電気のない時代の生活を知るきっかけになれば」と話していた。

P.S.
こういうイベントは子供たちは大好き。かくいう筆者も、子供のころに体験した火起こしに感動した記憶がいまだ鮮明に残っています。

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