カルガモが遊ぶ美しい大岡川にホームページ制作横浜

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南区の永田台小児童提案で看板設置/横浜

2011年3月9日横浜ニュース
　　
横浜市南区の大岡川に８日、河川浄化を呼び掛ける看板がお目見えした。発案者は市立永田台小学校（同区永田みなみ台）の６年生。同区役所に送った手紙が行政を動かし、設置が決まった。「川をきれいにしてカルガモの親子を助けたい」。児童の純粋な思いを道行く人に伝えていく。

　掲げられたのは縦50センチ、横75センチの看板４枚。空き缶やたばこのポイ捨てで汚された川とカルガモの姿を描いたものなど、児童のデザインをもとに、県横浜川崎治水事務所が製作した。

　きっかけは宮崎悠紀さん（12）が目にした悲しい光景だった。散歩している時にカルガモが発泡スチロールをくわえたり、ごみの上で子ガモが遊んでいる様子に心を痛めた。

　「自然の中で生きているだけでも大変なのに、人間の行動でより暮らしにくい環境になっている。看板を作って多くの人に呼び掛けたらカルガモの役に立てるんじゃないか」。思いをしたため、同区役所に手紙を送った。

　区は大岡川を管理する同事務所に相談。宮崎さんの気持ちを受け取った同事務所は「子どもたちが川のことを真剣に考えてくれるのは喜ばしい」と設置を快諾した。この日は宮崎さんとともに原画の制作にあたった児童10人が参加して除幕式を行った。宮崎さんは看板を見つめ、「少しでもごみを捨てる人がいなくなれば」と笑みを浮かべた。

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